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第1回 秋田県由利本荘市にある「おもちゃ美術館」
おもちゃ美術館のパンフレットをよく見ると、そこには国登録有形文化財「旧鮎川小学校」と書いてあります。
実はこのおもちゃ美術館は、昔小学校として使っていた古い木造校舎が生まれ変わっって出来たものなのです。
この小学校は平成16年に閉校となりましたが、地元の皆様の献身的な保存のための努力が続けられ、学校を音楽会などで使ったり、クリスマスイルミネーションの点灯式を行ったりと、10年以上の長い歳月をかけた活動の中で守られてきました。
その中心に「鮎の風実行委員会」という有志の組織体がありましたが、地元の民様と一緒になってその価値を発信し続けた結果、国の登録有形文化財にもなったのですが、実は三軌会もこの保存利活用に少しばかり貢献してきたのです。
学校では毎年、多くの市民の方々と一緒になって、年2回程度「交流会」という催しを開催してきましたが、三軌会もその間、神奈川支部や岩手支部などが中心となり、3回ほどこの学校で「支部特別展」等を開催したのです。
展覧会においては、その都度学校の素晴らしさを我々の目線でお伝えし、一緒に学校を守るお役目も担ったのですが、由利本荘市のご決断で平成30年5月に「おもちゃ美術館」として立派に再出発を果たすことが出来ました。
放置すれば朽ち果ててしまうかもしれなかった学校が美術館として活躍する姿を見ると感無量ですが、やはり価値ある存在であった学校が、その存在感を存分に発揮できて良かったと思う次第です。
県内外からの年間入場者数が10万人を超えるこの美術館に、これからも頑張って欲しいと心から思います。
(次回はこの地にある「亀田城佐藤八十八美術館」との出会いについて語ります)
実はこのおもちゃ美術館は、昔小学校として使っていた古い木造校舎が生まれ変わっって出来たものなのです。
この小学校は平成16年に閉校となりましたが、地元の皆様の献身的な保存のための努力が続けられ、学校を音楽会などで使ったり、クリスマスイルミネーションの点灯式を行ったりと、10年以上の長い歳月をかけた活動の中で守られてきました。
その中心に「鮎の風実行委員会」という有志の組織体がありましたが、地元の民様と一緒になってその価値を発信し続けた結果、国の登録有形文化財にもなったのですが、実は三軌会もこの保存利活用に少しばかり貢献してきたのです。
学校では毎年、多くの市民の方々と一緒になって、年2回程度「交流会」という催しを開催してきましたが、三軌会もその間、神奈川支部や岩手支部などが中心となり、3回ほどこの学校で「支部特別展」等を開催したのです。
展覧会においては、その都度学校の素晴らしさを我々の目線でお伝えし、一緒に学校を守るお役目も担ったのですが、由利本荘市のご決断で平成30年5月に「おもちゃ美術館」として立派に再出発を果たすことが出来ました。
放置すれば朽ち果ててしまうかもしれなかった学校が美術館として活躍する姿を見ると感無量ですが、やはり価値ある存在であった学校が、その存在感を存分に発揮できて良かったと思う次第です。
県内外からの年間入場者数が10万人を超えるこの美術館に、これからも頑張って欲しいと心から思います。
(次回はこの地にある「亀田城佐藤八十八美術館」との出会いについて語ります)