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三軌会は、1949年創立、今年で61周年を迎えた現代美術主体の公募美術団体である。
 そもそもは、わが国を代表する水彩作家の一人・互井開一氏がリーダーとなって立ち上げた水彩画の団体であったが、次第に、公募のジャンルを拡大、現在では、絵画(油彩、水彩、パステルなど、日本画以外全般)、彫刻、工芸(陶芸、染色、刺繍、その他各種)、写真(モノクロ、デジタル)の4部門にわたっており、書道等を除くほとんどのジャンルを網羅している。当団体所属のメンバー(会員、会友)は約600人。
 当団体の特徴は、第1に、創立以来伝統的に、個性を尊重、自由な表現を奨励しており、所属作家はのびのびと自己を主張した作品を発表している点。したがって作品の傾向には偏りがなく、多彩である。第2は、運営が民主的で、風通しがいい点。皆で話し合って決める体制を整え、情報の共有化に努めている。
 創立以来毎年1回全国公募の三軌展を開催、2007年からは、東京・六本木に開設された国立新美術館において、5月後半12日間を会期として開催している。展示室面積4千平方メートル、出品者数800人余、展示点数1千点。
 出品に際しては、一定のルールを定めているが、制約要件はなく、もとより年齢、性別、国籍は問わない。広く募集しており、将来性豊かな新人作家の登場を待望している。
 同展開催後は、主な作品を、仙台、名古屋、京都の国内3都市に巡回して展示しており、これらを含めた入場者数は、延べ3万人規模に及んでいる。今後も、一人でも多くの皆様方にわれわれの作品を見ていただきたい、と強く思っている次第である。

       2009年10月            

三軌会代表  森田 一男